海に呼ばれた その3【ラスト】2023.04.05 03:306あの日、私はいつものように早朝に家を出て、昆布刈石にむかったと思っていたのだが、なぜか翌日の朝まで帰宅していなかったらしい。「りゅう」に、異次元にでも飛ばされていたのだと思う。毎日のように、こども一人で家に放置していたわりに、明け方に帰宅したときにわたしの姿が見えなかったことに...
小説 海に呼ばれた22023.04.04 03:30前回の続きです。3「あおちゃん、きょうは何してあそぶ?」ふわふわうかんで目のまえではなしかけているのは、『りゅう』というなまえって言っていた、ねこなのにあしをじめんにつけなくてもあるけるんだって。「うんとね、しりとり」そしてそのまましりとりしつづけるんだ。「りゅう」は、よくわから...
小説 海に呼ばれた 12023.04.03 03:00実は近々、独立開業することになったのでこのブログの方向性を「好き勝手」用から「創作物発表の場」用に変更しようと思っています。ストックしたお話の連載を「不定期」で行いますので、よかったらお付き合いください。「掌編小説」サイズなので、読んでもあまり疲れないと思います。よろしければ、お...