水中【詩・短編】2025.04.03 06:54透明な液体の中に、ちゃぷんと飛び込む。最初のほうは温度差に驚いて口にくわえていた酸素ボンベの管をこぼしていたが、今では慣れたものだ。ゆっくり鼻で呼吸を整える。陸にいる時とは違い、気を抜けば水流にながされてしまうあの感覚は自然の厳しさを教えてくれる。所詮人間は、自然界の中では弱い生...